占術講座

占いってどうやって勉強するの?

悩めるA子さん
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Sophia
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・占いスクールに行く
・占い師、占術家の先生について習う
・弟子入りする
・独学する … etc...
などがあるけど、この記事では、
私の経験をお伝えしますね!

占術を学ぶ、ということ

 今、占い・スピリチュアル市場は、1兆円を超える大きなマーケットに成長しました。
 それだけに、内容は玉石混交となっており、老舗だから、有名だから、メディアで取り上げられたから、だから安心!とはとても言えない、カオスな状況となっています。
 また、歴史ある占術学校が、生徒数の減少により閉校した、というようなお話も聞きます。
 占い・スピリチュアルブームなのに、なぜ?と思うかたもいらっしゃるでしょう。

 〇日間で占い師デビュー、というネット広告が、SNS上にあふれている現状。
 もちろん、そうした講座をきっかけに、学びを深めていかれる占い師のかたも多くいらっしゃると思います。
 ただ、そうした数回終了の講座は、あくまでも入口にすぎません。

 運転免許を例に採れば、
運転免許を取り立てである=公道を走ることはできるが、経験も技術も不足している
 これに異を唱えるかたはほとんどおられないでしょう。

 修了証をいただく、ということは、運転免許を取った、と同義です。
 だから鑑定のプロである、とは、この段階で言えるものではありません。
 
 占い師という職業は、国家資格でもなければ、実務経験がなければ名乗れないというものでもありません。
「私は占い師です」
と名乗れば、実力はどうあれ、なることはできてしまいます。
 そういう意味で、占い師になるのは簡単です。
 
 どんな方法を選んでも、それは学ぶ人の自由です。
 ですが、いずれプロになりたい、仕事にしたいと考えるかたは、
 

Sophia
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自分に合った学びかたを選んで、確かな占術を身につけましょう!

  占術を学ぶには、大きく分けて4つの方法がある、と先に述べました。
 結論から言えば、独学以外は、どんなスクール/占術家に学ぶか、で結果が大きく変わります。
  ですから、どれがいい、悪い、は一概には言えません。

  • 占いスクール
  • 占い師、占術家に師事
  • 弟子入り
  • 独学

 私自身が学んできたのは、占術家に師事する、という方法です。
 スクール、弟子入りについては、経験がありませんので、あまりお伝えできることはありません。
 私が見聞きしたことを少しシェアする程度にとどめたいと思います。

占いスクール

 占いスクールについては、先に述べたように、どこがいい・悪いを論評する立場にはありません。
 ひとつ言えることは、有名なスクールかどうか、ではなくて、所属している講師の質はどうか。
 かつては優秀な講師がいたが現在はいない、またその逆もあると思います。
 また、同じ占術でも、流派が違うと技法も変わりますし、ご自身にとって合う講師、合わない講師もいるでしょう。

 誰に習うか?にこだわって、スクールを選んでいただきたいと思います。
 
 聞いた話で、少なからずショックだったのは、昨今生徒さんの質の低下が著しいと。
 占術に限らず、どんなこともそうだと思いますが、学びが深まれば、複雑な技法や難しい論法が出てきます。
 そうなると、辞めてしまう生徒さんが多々いるのだとか。

 教わる側にも、諦めずに学ぶ、という姿勢、覚悟は大事です。
 その上で、理解に時間がかかったり、躓いたりした時に、根気強く質問に答えてくれる、親身になって教えてくれる、そういう講師のいるスクールを選んでいただきたいと思います。 

占い師、占術家に師事

 これは、私自身が経験してきた、そして今も継続中の学びかたです。
 私が生徒さまをお教えするのも、基本はこの形になります。

 信じてついていこう!と思える先生に出会えたなら、この方法がベストかなと個人的には考えています。

 私自身の体験ですが、紫微斗数を習いたいと考えた当時、今よりもスクールや講師の選択肢が少なく…
 本を買って、自分で命盤を作ってみる、というところからのスタートでした。

 その時に購入した本が、鮑黎明先生の『紫微斗数精義』です。
 この本のおかげで、自分で作盤まではできるようになりましたが、専門的に学びたいと思い、スクールや講座をいくつか検討しました。
 
 そんなタイミングで出版されたのが、東海林秀樹先生の『完全マスター 紫微斗数占い』でした。
 東海林先生はたくさんの老師に教えを受け、またご自身も台湾の占術書を研究するなど、有数の占術家であること。
 また、私が最初に触れた鮑黎明先生からも教えを受けておられたこと。
 この2点が大きな決め手となり、東海林先生の講座の末席に連なることになりました。
 もうひとつ、すごく個人的な理由もあるのですが、ここでは触れません(笑)

 この紫微斗数の講座をきっかけに、東海林先生からは四柱推命や六壬神課、奇門遁甲、干支九星など、さまざまな占術を学ばせていただくことになり、今もお世話になっています。
 また、このご縁がきっかけで、神道・仏教、断易、タロット、宿曜なども、一流の先生に出会うことができました。
 今、この世界でまがりなりにも生き残れているのは、ひとえに東海林先生のおかげと思っています。

 そして、師を選ぶ、というととてもおこがましいですが、私の選択眼はほんとうに冴えているなと感じますし、あの時、何かに追い立てられるように電話をかけた自分の行動は、いつ思い出しても褒めてあげたいと思います。
 もうほんとうに、私偉い!センスある!

 …最後は自分の審美眼を称えて終わりましたが、要するに、誰から教わるかは大事!ということです。
 同じ占術でも、誰から教わるかで、下手すると別物になってしまうかもしれませんから。

 ご自分の感覚を大切に、真摯に教えてくれる先生を探してくださいね。 

弟子入り

 何をもって弟子入りとするか、その実態は、占術家によって違うでしょう。
 
 昔ながらの弟子入りというと、その占術家の下につく、ということですから、お客様の対応から雑用から、何から何まで請け負って、その上で占術を教えてもらう、ということになると思います。
 運転手をしたり、スケジュール管理をしたり…というのも、お弟子さんの仕事になるでしょう。
 師匠以外の占術家に習いに行ったりすると、破門されることもあったと聞いています。

 今は、こうした昔ながらの師弟関係はあまりないでしょうが、それに近い、密な関係を築いていらっしゃるかたはおられるようです。
 占術というより、とにかくその先生に心酔している、というかたには理想的な形ですよね。 

独 学

 独学、というのは、もっとも手っ取り早い形ですし、最初に興味を持った段階では、独学から入るかたが大半ではないでしょうか?
 本を買って、基本的な用語や概念を理解したり、自己流で占えるようになったり、というかたは多くいらっしゃいますよね。

 ただ、プロになるのであれば、独学のみで押し切るのはちょっと難しいかな?と思います。
 それは、本やブログなどでは、奥義にまでは触れられないからです。

 単純に、数千円の書籍で、そこまで深いことは触れられない、ということもありますし、また、広く人の目に触れるものですから、苛烈なこと、深刻なことはズバリとは書けないこともあります。
 また、商業出版では、あまりに難解な内容では売れないので、触れたくても触れられない、という場合もあるようです。

 そして一方では、受け手の問題もあります。
 著者は、当然のことながら、読者にとってわかりやすいようにと心を砕いて執筆をするわけですが、受け取る側の読解力には差があります。
 
 また、私自身、見極めが難しいなと思うのは、
 本に書かれていることは必ずしも正しいとは限らない
 ということです。

 何をもって正しいとするか、にもよりますが、それにはさまざまな要因があるでしょう。
 ・流派によって技法や解釈に違いがある
 ・過去にはそうした解釈がされていたが今は違っている
 ・著者が認識違いをしている
 など。

 与えられたものを疑いもせず、検証もせず受け入れてしまう人には向かない勉強法と言えるでしょう。
 
 書かれたことを徹底的に検証し、これは使える、これは使えない、と切り分けられる人には向きますが、その検証には膨大な時間と精緻な頭脳が必要になります。
 そして、正しく検証するためには、一定の知識や経験が必要です。

 自分が正しく検証できているか、に心を砕くくらいなら、しっかりとした先生に教わって、その上で独学を重ね、すり合わせを行っていく、という形がもっとも近道かなと感じます。

 独学は、学びの入口であり、最後にたどり着く場所でもあるのかなと、私は考えています。

 また、以前、独学で勉強しています、というかたとお話ししたことがあるのですが、わからないことはネットで調べたり、その都度電話占いにかけて話を聞く、と仰っていて、どなたかひとりの先生、もしくはスクールでも、系統だって学ばれたほうがよいのではないでしょうか?…ということをお伝えしたことがありました。
 軸がないと、判断がブレるからです。

 「カレーの隠し味にチョコレートをひとかけ入れる」という小技がありますね。
 それは有効な技ではあるのですが、ではどんなお料理であっても適用できますか?というと、そうではないですよね。
 どんなロジックでも、何でもかんでも取り入れればいい、というものではありません。
 むしろ、何を入れて何を入れないか、その判断こそが大切です。 

 蛇足ですが、今、検索すればAIが何でも教えてくれます。
 戯れに『紫微斗数』というキーワードで検索をかけて出てきた結果は、多少なりとも紫微斗数を知っている人間からすると、???という内容でした。
 けれど、紫微斗数という占術をまったく知らない人が見たら、そういうものだと思ってしまうでしょう。それくらい、もっともらしい文章でした。

 AIはつねに学習しているので、今後回答の精度は高まってくるでしょうが、独学の危険性もこれに似ていると、その時感じたことを思い出しました。

まとめ

 ・それぞれの学びかたで一長一短はある
 ・どういう学びかたをするかより、講師の力量が大事(相性も大事)
 ・独学一辺倒は危険、ほかの学習法と併用を

Sophia
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これから学ぼうと考えているかたは、参考にしてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Sophia
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