『魂のリトリート倶楽部』

今、検索をかければ、情報はたくさん集まってきます。
実は、その中には、かなり間違いも多いのです。

占術関連や、神道・仏教関連の情報については、私は長く学んでいるので、情報の正誤をおおむね判断することができます。
はて？と思うことがあっても、誰に、どう確認すればいいかもわかっています。
けれど、専門外の内容については、集まってきた情報が正しいのか、間違っているのか、その判断をつけることは困難です。

皆さんは、知り得た情報の正確性を、きちんと判断できているか、考えたことはありますか？

たとえば、お賽銭の金額や金種について、
｢ご縁がありますように｣→5円
｢十分ご縁がありますように｣→15円
でお納めしている、という話をよく聞きます。

実はこれは、何の根拠もない情報です。

お賽銭の金種や金額には、実は一定の考えかたがあります。
ですが、これを知っているかたは、滅多におられません。根拠までご存じのかたはなおさらです。

SNSが優勢な昨今、数多くささやかれている情報が『正』と認識され、たとえ真実でも、掲載されている絶対数が少なければ、誤情報、何の根拠もない情報と受け止められてしまうことのほうが多いのではないでしょうか。

だとしたら、その真実は、誰が掬いあげてくださるのだろう…？
浜辺の砂のように、そのひと粒ひと粒は選別できないのでは？
また、情報の貴重さを理解できないかたのもとに届いても、そこに意味はないのではないか？とも感じました。

私自身も、かつては、そのような情報に踊らされていました。
さまざまな投稿や記事、それらに感じる違和感…
教わったことすら、時として危うく感じることがありました。

真実を知りたい。

そのように思い、神道や仏教について学ぶようになりました。

とはいえ、日本の神々様は、多少間違ったお作法で参拝しても、そこに怒りを向けられることはありません(仏尊様はこの限りではないようですが)。
今以上、特に知りたいと思わないかたは、そのままで大丈夫です。
お賽銭を15円、115円と語呂合わせのゲン担ぎをしたとて、そこに神罰が下るわけではありませんから。

ですが、心＝作法と前述したとおり、作法を知ることは、神々様への崇敬を示す行為です。
正しい形が伴ってこそ、貫通する祈りもあるでしょう。

お賽銭だけではありません。
鳥居で、手水舎で、参道で、拝殿で…
何を、どう行うのか。

お作法を知って、ひとつひとつの所作に心をこめて、参拝する。
ご神域に立ち入るからには、そうありたい。
これは、それぞれの人の価値観、美意識の問題でしょう。

『魂のリトリート倶楽部』は、そんな人たちが集まって、参拝をしたり、お作法を学んだりするコミュニティです。
詳細のお問合せ・参加のご希望は公式LINE、もしくはお問い合わせフォームからどうぞ。